こんばんは!こばです。
ガソリンの入れ方(満タンvs半分給油)でどちらが燃費が良くお得か、車にどれだけ影響があるのかについては、こちらで紹介しましたが、そもそも燃費を改善するには運転方法や車のメンテナンスが大きく関わっています!
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今回は燃費をより向上させるベストな運転方法・車のメンテナンス方法について調べてみました。
燃費を向上させるには!?
【運転方法】
① 急発進、急ブレーキを控える
② アイドリングを減らす
③ 車の荷物を最小限にして減らす(車重量を軽くする)
④ 一定の速度で運転する
⑤ 減速はエンジンブレーキを使用する
⑥ エアコンを出来るだけ使わない
【メンテナンス方法】
⑦ タイヤの空気圧を調整する
⑧ タイヤを燃費が良い性能のタイヤを選ぶ
⑨ エンジンオイルとフィルターを定期的に交換する
それでは、それぞれの項目について具体的に説明します。
燃費の良い運転方法
急発進、急ブレーキを控える
よく、急発進、急ブレーキをすると燃費が落ちるって聞いたことありませんか?私もよく耳にしていたのですが、じゃあ実際にどれだけ違う?のかと聞かれればよくわからなくないですか?
どうして急発進・急ブレーキが燃費に良くないのか。それは、加速と減速を繰り返すとその分余分な燃料を使用する為、燃費効率が下がるからです。
では、どういう運転が良いのか?
加速はゆっくりふんわり加速、減速はゆとりをもって最小限の減速に抑える、という運転が良いです。
ふんわり加速のポイントはゆっくり過ぎる加速でも急すぎる加速でも燃費に良くないということです。燃費の良い加速の目安として、最初の5秒で、時速20km程度になるようにふんわり加速するのが良いそうです。これだけで、燃費が最大で10%程度は向上すると言われています!
減速のポイントは、とにかく急ブレーキをしないこと、できるだけ減速しないで一定速度で運転し続けることです。そのために、"車間距離を開けた運転をする"のがもっとも効果的です。車間距離をあけるという事は、急ブレーキや急発進を防ぐことができエコドライブをしやすくなります。いくらエコドライブをしようとしていても、車間距離がなく前の車に合わせた運転をしていては、ブレーキを使用する頻度が増え燃費が悪化してしまいます(加速と減速を何度も繰り返してしまうことに繋がる)。車間距離をとらないと、市街地では2%程度、郊外では6%程度も燃費が悪化する可能性があると言われています。
アイドリングを減らす
アイドリングとは、エンジンを点けたまま加速や減速をしないでそのままの状態でいることです。エンジンを稼働させたまま、信号待ちや駐停車をしている時の状態がアイドリング状態にあたります。
アイドリングはエンジンを稼働させているので、たとえ運転していなくてもガソリンを消費していきます。だいたい10分間のアイドリングで約130ccのガソリンを消費すると言われており、エンジン始動時のガソリン燃料消費量はアイドリングの5秒分と同じと言われています。
その為、信号待ちや踏切、荷物の積み下ろしなどの駐停車が5秒以上ある場合には、こまめにエンジン停止すると燃費向上につながります。
都市部だと燃料消費の割合は走行時と駐停車時でおよそ50%/50%で半々、駐停車時間のうち約50%はアイドリング時間のようです。つまり、言い換えると、車運転時の全体の25%がアイドリングによる燃料消費ということです。
この都市部の場合だと、アイドリングストップによる燃費向上は最大で14%も燃費向上に期待できるそうです。(出典:一般財団法人省エネルギーセンター)。
車の荷物を最小限にして減らす(車重量を軽くする)
一般財団法人省エネルギーセンターの試験結果によると、不要な荷物などで車の重量が100kg増加すると、3%程度燃費(km/L)が悪化すると言われています。
3%悪化ということは、例えばガソリン1Lあたり10km走行する車であれば、3%悪化により9.7kmしか走行できないということです。
つまり40L給油している場合、通常の車重量であれば、400km走ることができる車が、100kg車の重量が増加することで、388kmしか走れなくなる、別の言い方をすると12km損をすることになります。
ガソリン価格が 1L 130円だとすると、12km損をしたので1.2L損をしたことになる、つまり1回の給油で約156円損しているのと同じになります。これが毎回となるとちりも積もれば意外と大きな損失ですよね。。
ちなみに2000ccセダンを用いた実験(自動車燃費影響要因調査報告書)によると、燃料消費量の悪化率(%)は下表のような結果になるとのことです。
車にはできるだけ荷物を積まずに最低限の重量で走行するようにしましょう!
一定の速度で運転する
①急発信・急ブレーキを控えることでも説明しましたが、加速、減速をしないで一定速度で運転することが燃費向上につながります。
では、どれだけの速度やエンジン回転数で運転するのが燃費に良いのか?
エンジンの回転数が低すぎても高すぎても燃費効率は下がります。燃費に良い理想なエンジン回転数は、実際は車種によって違うようですが一般的には2500~3500回転位の運転が良いと言われています。目安としては、タコメータのレッドゾーンの高回転数エリアの約3割手前の回転数がベストな回転数の目安になるそうです。
車の種類にもよりますが、速度で言うと、一般道路なら時速40km程度、高速道路なら時速80km程度で走るのが最も経済的な運転になるとのこと。
エンジンブレーキを使用する
減速をする時には、エンジンブレーキを使用するのが燃費には良いです。
なぜエンジンブレーキだとなぜ燃費に良いのか?
エンジンブレーキを使用している間は燃料供給がストップする為です。これにより、結果として燃費向上につながります。
ブレーキを使用して減速すると、燃料供給しながら減速していることと同じなのですごくもったいない運転です。
MT(マニュアル車)だとエンジンブレーキを使用する機会が多くあるので、結果として燃費向上につながりますが、最近はもうほとんどの車がAT(オートマチック車)なので、ブレーキを使用しての減速がほとんどかと思います。少しでもお得に過ごしたい方はエンジンブレーキを使用することを心掛けると燃費向上につながります!日々の心がけでちりも積もれば大きなメリットゲットです!
エアコンを出来るだけ使わない
なぜエアコンを使用すると燃費が落ちてしまうのか?
それは、エアコンを稼働させる為に、エンジンで作った動力をエアコンのコンプレッサーを作動させるために使ってしまうからです。
その結果、エンジンではいつも以上に燃料を多く使って動力を作るようになるので燃費が悪化します。
エアコンを使うことで、約10%〜20%燃費に影響が出ると言われています。
エアコンはすぐに温度調節ができて快適ですが、出来るだけ窓を開けたりして使わないようにする方が燃費が大きく違ってきます。調整できる範囲で心掛けてみましょう。
燃費の良いメンテナンス方法
いくら丁寧で燃費の良い省エネ運転を心がけていても、車の状態が万全でないと燃費向上は期待できません。燃費を最大限に向上させる為にも、効果の高いメンテナンスを定期的に行うことはすごく大切です!では具体的に説明します。
タイヤの空気圧を調整する
皆さんはタイヤの空気圧を定期的に調整したりしていますか?よくガソリンスタンドに行くと、スタッフさんが"宜しければタイヤの空気みましょうか?"と気を利かせてくれて空気充填してくれたりしますが、なかなか自分から点検して調整することってないのではないか?と思います。(私もついつい忘れがちで・・・)
タイヤの空気圧を調整しないとどうなるか?
タイヤは密閉状態でない為、時間とともに空気が徐々に抜けていき、空気圧は下がっていきます。
空気圧が下がるとタイヤの変形量が大きくなり(柔らかくなり変形し易くなる)、走行中の地面とタイヤとの摩擦が大きくなり車が進むための抵抗が大きくなります。
この抵抗が発生することにより、車は進むのに余計なエネルギーを消費してしまうのでその分燃費が下がるということになってしまいます。
もっと簡単に言うと、タイヤの空気圧が下がると車が進みにくくなるので、進もうとするためにアクセルをもっと踏んでガソリンをいつも以上に使ってしまうという事です。
タイヤの空気圧はメーカー推奨の空気圧に調整されている方が最も燃費効率が良いと言われていますが、時間経過による空気圧の減少等を考慮して、わずかに多めに(最大でも1割以下程度)入れる方が良いと言われています(メーカー推奨の空気圧は、運転席のドア下部に貼られているシールにだいたい記載あり)。
タイヤの空気圧が適正値より不足すると、市街地で約2%程度、郊外で約4%程度燃費が悪化するそうです(適正値より50kPa不足した場合)。
面倒くさいですが、ガソリンを入れるついでにたまにはタイヤの空気圧も調整してあげましょう!
タイヤを燃費が良い性能のタイヤを選ぶ
最近よくエコタイヤ(ecoタイヤ)という燃費重視のタイヤを見かけることが多くなりましたよね。
「車の荷物を最小限にして減らす(車重量を軽くする)」や「タイヤの空気圧を調整する」で説明した通り、燃費を改善するためには、タイヤと路面との摩擦(抵抗)をできるだけ少なくし、かつ重量が軽いタイヤを使用することでより燃費が良くなります。
具体的にどのメーカーのどういったタイプのタイヤが良いのか、については後日説明したいと思いますが、上記をポイントにタイヤを選ぶのが燃費には良さそうです。
但し、あまり燃費ばかりを意識してしまうと、摩擦がなくなる = 路面に対するタイヤのグリップ力が低下する = 車が滑りやすくなる、ので雨で濡れた路面などを走行することも考慮し、燃費が良くかつグリップ力が良いタイヤをおすすめします(高性能タイヤとなると値段との相談になりますが、年々タイヤ自身の性能が向上しているので、ハードな運転をされない方はそこまで心配する必要も無いかと思います)。
では、冬に使用するスタッドレスタイヤはどうなのか?
スタッドレスタイヤは雪道や氷道でも滑らないように道路をしっかりとつかむ為にグリップ力を出すように柔らかくなる仕様で設計されています。
柔らかくなることでグリップ力が増す、つまり道路との摩擦力が大きくなる為、車が進むための抵抗が大きくなり、結果としていつも以上に走行にエネルギーを使ってしまうことになります。ほとんどの場合、夏タイヤに比べてだいたい10%程度燃費が落ちるそうです。
更にスタッドレスタイヤは夏タイヤに比べて重量も重くなってしまうようです。これも車自体の重量増加につながるので、結果として燃費悪化になってしまう原因の1つのようです。(安全にはかえられませんが)
エンジンオイルとフィルターを定期的に交換する
皆さんはエンジンオイルやそのフィルターを定期的に交換していますか?よく耳にするのは、3000~5000km毎に交換する、とか6ヶ月に1度は交換する、など聞いたりしませんか?
そもそも、エンジンオイルはどのような役割なのか?
エンジンオイルが劣化した状態で走り続けていると、エンジン内部のフリクション(摩擦抵抗 = 金属同士のこすれ合い)が上昇し、結果的にパワーロスが多くなってしまいます。これだけでなく、他にも以下のような役割を持っています。
【エンジンオイルの役割】
① エンジン各部を円滑に動かす潤滑作用
エンジンを構成する様々な金属部品の表面をオイルで覆って、金属同士の摩擦(こすれ合い時の抵抗)を減らし、エンジンをスムーズに動かすことで余計なパワーを使わないようにします。
② エンジン内部の気密性を保つ密封作用
エンジン内部の密閉性を高めて(ピストンとピストンリングの間の隙間を密閉する等)、ガス抜けを防止し、エンジンのパワーを維持します。
③ ガソリン燃焼などで発生する熱を吸収して放出する冷却作用
エンジンがガソリンを燃焼して車が動くパワーを作り出す時に、エンジン内部で発生する熱をエンジンオイルが吸収してエンジンの外側に放熱し易くすることでエンジンがオーバーヒートして壊れるてしまうのを防ぎます。
④ ガソリン燃焼によって発生した汚れを取り込む清浄分散作用
エンジン内部で発生する汚れを取り込み、エンジンをいつもクリーンな状態に保つことでより効率よくパワーを作り余計なエネルギー消費をすることを防ぎます。
⑤ サビや腐食からエンジンを守る防錆作用
エンジン内部の結露などで存在する水分や酸によってエンジン自体がサビて壊れやすくなることを防止します。
どうでしょうか?ちょっと難しい内容だと思いますが、要はエンジンオイルによってエンジンが壊れやすくなるのを防ぎ、エンジンが余計なパワーを使わないように動きやすくする、ということです。
エンジンが壊れたら何十万というとんでもない多額な修理費用がかかるので、燃費効率を良くするだけでなく、エンジンの状態を良好に保つためにもとても重要な役割を担っていることが分かるかと思います。
なので、タイヤよりもエンジンオイルのメンテナンスは定期的に交換しましょう!
交換の目安は、車の種類や運転の仕方によって異なりますが、だいたい3000~5000km走行 or 6ヵ月経過 のどちらか早い方で交換すれば間違いないようです。
オイルフィルターの交換については、それ自体は燃費に関係しませんが、上記のようなエンジンオイルの劣化速度を遅くするために必要です。なので、これもできるだけ定期的に交換するようにしましょう。費用も数千円程度しかかからないので。
オイルフィルターの交換の目安は、オイル交換2回に1回のフィルター交換をおすすめします(できることなら毎回交換の方がなお良いですが、2回に1回でも十分良いとのことです)。
まとめ
いかがでしょうか?
長々と説明してしまい、ちょっとよく分からなくなってしまった、という方にまとめです↓↓↓
【燃費向上のポイントまとめ】
① 急発進、急ブレーキを控える
:"ふんわり加速"と車間距離を開けて減速を抑えた"一定速度運転"
② アイドリングを減らす
:駐停車が5秒以上の場合は、こまめにエンジン停止!
③ 車の荷物を最小限にして減らす(車重量を軽くする)
:100kg重量増で3%燃費悪化
④ 一定の速度で運転する
:エンジン回転数2500~3500回転、一般道は40km/h、高速は80km/h 運転!
⑤ 減速はエンジンブレーキを使用する
:エンジンブレーキでガソリン燃料供給ストップ!
⑥ エアコンを出来るだけ使わない
:エアコンを控えて余計なエンジンパワーを使わない!
⑦ タイヤの空気圧を調整する
:メーカー推奨値よりちょっと高めの空気圧を細目に調整!
⑧ タイヤを燃費が良い性能のタイヤを選ぶ
:eco重視のタイヤを選定!(雨天時走行用にグリップ力もあるタイヤを!)
⑨ エンジンオイルとフィルターを定期的に交換する
:きれいなエンジンオイルでエンジン破壊防止&効率の良い燃焼を!
車って色々と気を付けることが多くて、意外と知らないことだらけでびっくりです!色んなことが影響し合って燃費が落ちていくんですね。
全部完璧にこなすのは、日々なかなか忙しくて難しいと思いますが、少しでも気をつけたり心掛けるところからやってみるのも良いのかなぁ思いました。
せっかくの愛車、最後まで安全に気持ちよく乗れるように大切にしていきましょう!
こば